千思万考 「シーソーゲーム」【前編】 忍者ブログ
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純情テロリスト「シーソーゲーム」


仕事で忙しいと宮城に部屋を追い出された忍。

宮城に近づくにはどうしたら・・・
大人になるのはどうしたら・・・

そして、忍がとった行動とは?

そんなお話。


「続き」もしくは下に下がってお読みください。




















「宮城、明日も仕事なの?」

「あぁ仕事が溜まっててな、悲しくも休日出勤です…」

忍が宮城の部屋に行くと書斎にこもり仕事をしていた。

「明日は出掛けるって言ったじゃんっ」

「しょうがないだろ、仕事なんだから」

あからさまにふて腐れ不機嫌な忍。

「勝手に仕事を溜めたのは宮城だろ…」

「うるさい」

「だって!!」

「だまれ忍。俺はガキと違って忙しいんだ。……ほれまだ仕事あるから帰れ」

背中を押され部屋から追い出されてしまった。


仕方なしに忍は自分の部屋に戻った。


「はぁ、せっかく明日は一緒にいられると思ったのに…」

宮城の仕事に忍の試験が重なり最近はしっかりと会えていなかった。
せっかく約束を取り付けたのにまた仕事に邪魔される。

宮城が仕事を大事に思い、頑張っているのは知っている。
だけど、それでも忍は宮城に会いたくて一緒にいたくてしょうがない。

それでいつも反発しあってしまう。
お互い一緒にいたいのは同じ気持ちなのに、仕事だから大人子供だからと想いがすれ違ってしまう。




宮城に会いたい


宮城とずっと一緒にいた



宮城さえいればいい


「やっぱ俺ガキだな…」

宮城が俺の事ガキだっていうのがよくわかる。

自分のことばかり考えて、自分勝手…

本当に『ガキ』って言葉が俺には合ってる。


どうやったら大人になれる?

どうやったら宮城に近づけるんだろ……



俺、大人にならなくちゃ

ずっと宮城の傍にいたい





大人と言ったら何だろう。

まず一人で自立だよな。
自立っても独り暮らししてるし…

あ、自分で生計立てられるようにならなきゃダメとか?



次の日から俺はアルバイトを始めた。
人生初のそれは思った以上に大変で接客というのは俺に不向きのようだった。

笑顔もなきゃ愛想もない。

よく宮城はこんな俺といつも傍にいてくれたよな。


労働に疲れた体を引きずりマンションへと帰る。
部屋に向かう途中、宮城の部屋の前で立ち止まる。
何日も入っていない扉を見つめ、宮城に会いたさが増す。

もう帰ってきてるのかな?
飯はしっかり食ってるのかな?

会いたいな……


今の俺には会う資格がないのは分かってる。
『ガキ』から成長しなきゃ。

大人になるんだ、ずっと宮城といられるように……

立ち止まっていた足は自分の部屋に向かった。





「あーー、やっと終わった~~!!」

「お疲れ様です。」

部屋では俺の疲れたきった声が響く。

「おう、疲れた疲れた。」

「教授にしては終わる早かったですね」

「俺にしてはってなんだ!?上條ーー、俺を癒せーー!」

「わ、ちょっ、教授っ」

「っと…、こんなことやってる場合じゃなかった。」
「へ?」

「悪いな、俺は今日これで帰るから!お疲れ。」

上條を構うのをやめ、帰り支度をし急いで帰る。

やっと忙しかった仕事が一段落ついた。
ほぼ泊まり込みだったから、久々に家に帰れる。



ゆっくり風呂に浸かりたい。

酒を飲みたい。

ぐっすり眠ってしまいたい。




だけど、一番は忍に会いたい。
何日会えていないんだろう。
あの時追い出した時以来だから……

指折り数えると両手では足りなくて。

そんなに会っていなかったのかと、リアルに会えなかった時間が思いしらされて、帰宅への道を急ぐ。


自宅に着くと自ら鍵を開け入る。
いつもなら忍が勝手に部屋に入って料理をしているのに、最近は家にも帰れない始末でそんな日常とも離れていた。

俺の部屋には忍がいた様子はない。
会えていない時忍はいったい何をやっていたのか。


一人で部屋にいて。
一人で飯食って。
一人で寝て。


あの日から今日まで一切の連絡がなかった。
いったい忍は今まで何をしていたんだろう?



忍に会いたい


抱き締めたい


一緒にいたい


忍の部屋へと足を向ける。
ドアノブを回すが鍵がかかっていて入れない。
一応持ってきていた合鍵で中に入れば、部屋は真っ暗。

まだ学校が終わっていないのか?
とりあえず、忍が帰るのを待ってみた。

2時間、3時間と時間が過ぎていく。
いっこうに忍は帰ってこない。
もう23時過ぎてるのに……


カチャ


玄関が開く音がするから行ってみると疲れた顔をした忍がいた。

「忍、こんな遅い時間まで何してるんだ。」

「え、宮城何でいるの?」

酔ってるわけでもなさそうで学校の友達と飲み会だったとかはなさそうだ。

「忍、どこ行ってた?」

「べ、別にどこだっていいだろ?宮城に関係ねぇし。」

目をそらしながら言う忍に対して、少し苛ついた。

「関係ないってことはないだろ!」

腕を捕まえれば、すぐに振り払われてしまった。

「うっせーな!!今は宮城に会いたくないんだっ。自分が都合いいときばっか来てんじゃねぇよ!!」

『帰れっ』と背中を押され部屋から追い出されてしまった。
忍に対して怒りとかそんなのはない。
ただ…びっくりした。

俺に会いたくない?

それに背中を押されて追い出されるのにとても寂しさを感じた。
俺があの日忍に同じことをした。
あいつも同じ思いをしたのか?


それを思うと申し訳なくて、このままダメになってしまうのかとさえ思う。




後編へ


UP2009.02.10
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「廻」と書いて「めぐる」と読みます。
801系に手を手を出し始めたのは、2年くらい前です。
純情ロンマンチカの純テロ溺愛中ww
でもやっぱり、男女カップルもの大好きですww
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