ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あると思います(・∀・)
………じゃなくて、有だとアンケで言っていただいたので、安心して書かせていただきます!
純愛テロでバレンタインネタいけそうな気がするーーー(*´Д`)
あるとおもいます(・∀・)
テンションおかしくてすみませんm(__)m
以下、普通に小説始まります。
愛テロ第二部設定で番外編になります。
************************
下校時間も近づいた校舎ではいまだに生徒が沢山残っている。
まぁ、今日は特別な日だ。
下校時間を過ぎても見逃してやろう。
『シンデレラ・チョコ』
今日はここばかりか世間でも浮き足立っている。
2月14日聖バレンタイン・デー
学校も朝から女子達が騒ぎ、男子はソワソワとしていた。
自分にもあんな時があったと思いながら見つめる。
一応学校だし、不必要なものを持ち込むのはいただけないことだが、この学校はその手のイベントごとには寛容だ。
教師だって生徒から貰うことはある。
俺も朝から何人かの生徒から渡された。
だがそのどれもを受け取らなかった。
理由は隠すまでもないが……あいつのため。
嫉妬深くて一直線で、バカ可愛い奴。
そういえば今日は授業もなかったし朝のHRでしか忍を見ていないな。
もしかしたらアイツもくれるのかな、とか考えたが忍も男だ。
貰う方だからあげる方は考えていないはず。
少し寂しい気はするが、自分からくれというのも違う気がする。
あと6時間もすれば今日も終わりだ。
早く終わってくれと思う。
「ん?」
国語準備室である仕事場に行くため、廊下を歩いていると落ちているものに気が付いた。
「はぁ、まったくこんな大事なもん落としやがって…」
拾い上げたソレはバレンタインチョコ。
誰かが落としたんだろう。
回りに人もいないし、探しているやつもいない。
こんなとこに置きっぱなしなっているのも見過ごせずとりあえず、拾っておくことにした。
準備室に入り、机に教材を無造作に置く。
先程のチョコを教材の上に置いておいたせいか、バランスを崩し机から落ちそうになった。
「おわっ、危ねぇ!」
落ちる寸前でソレを受け止めた。
「はぁ、…ったく」
忍に貰えることを少し期待していた……いや、かなり期待していた。
もう忍は帰ってしまっただろうか?
「はぁ…」
溜め息ばかりが出てくる。
あーもう!!急いでるのにっ!
「中槻くん…あの、……これ貰ってくださいっ!!」
そう言われ差し出されるのはバレンタインチョコ。
今日何度目かになる呼び止めに渡されるチョコ。
しかも女の子達はみんなモジモジしてて渡すまでに長いっ!
俺急いでるのにっ!!
「ありがとう。」
下手に断っても、誰かに渡したい気持ちがあって作ってくれたものを無下には出来ない。
もう両手で持つのも大変だけどチョコを受け取った。
やっと放課後になって庸にチョコを渡しに行こうと思ったのに。
さっきから呼び止められ全然前に進めない。
部屋まであと少しなのに……
やっと下校時間近くになり女の子達から解放された。
やっとの思いでたどり着いた庸の部屋を前にして緊張してきた。
さっきまで早くこのドアをくぐりたい、庸に会いたいって思ってたのに……緊張して前に進めない。
深呼吸をし、庸に渡すチョコをポケットから取り出せば……ソレはなかった。
「あれ?ポケットに入れといたのに?!」
上着とズボンのポケットを調べても入っていなかった。
「どこいったんだよ」
せっかくここまで来れたのに!!
扉を開ける前に、俺はチョコを探すために来た道を戻った。
―数分後―
「……ないし」
教室から庸のいる部屋までを戻ってみたがチョコは見当たらなかった。
廊下にも落ちてないし、鞄に忘れていることもなかった。
「やっぱもう一度…」
~~~~~♪
もう一度探しに行こうと教室からでると下校時間を知らせる音楽が流れた。
しかも追い討ちをかけるように、生徒は速やかに帰るようにと放送も流れた。
どうしようと悩んでいる時間はない。
俺は教室から出た。
「下校時間か。」
部屋でタバコを吸いながらくつろいでいると、下校時間知らせる音楽が流れた。
「“別れの曲”ってなんか切ねぇなぁ。」
音楽を聞きながらそう呟く。
今日はもうやることもないし、俺もそろそろ帰るか。
タバコの火を消し、帰り支度をする。
電気を消し、部屋から出ようとしたとこで急に扉が開いた。
「庸っ、まだいる?!」
「忍?」
勢いよく入ってきたのは忍だった。
息を切らせここまで走ってきたようだ。
もう帰ったと思っていたのに。
部屋に入り忍は俺に近づいてくる。
「ごめんっ」
急に頭を下げられ謝られた。
意味が分からなくて、すぐ言葉がでない。
「…ど、どうしたんだ、忍?」
「俺……」
部屋が暗くて忍の表情がよく見えない。
「庸に渡すチョコ、落とした……」
言われた言葉になぜか胸が温かくなった。
忍は俺にチョコをくれるつもりだったんだ。
現物はなくともそう思ってくれていたことが嬉しい。
「そっか……でもその気持ちだけでも嬉しいよ。」
「庸…」
頭を撫でてやれば、抱きついてきた。
その可愛さに、無意識のうちに忍の顔を上げさせる。
顔を近づけ、あと数cmというとこで忍は声をだした。
「あっ!あれ!!」
俺の肩越しからあるものを指差していた。
その方をみると、先程拾ったチョコだった。
「あ、いや忍違うぞ!あれは貰ったんじゃなくて……ひろっ」
「俺のチョコ!」
「へっ?」
「だから俺の落としたチョコっ!!なんだ庸が拾ってくれてたんだっ」
なんだか一気に気が抜けた気がする。
「なんだよ、あれ忍のかよ。」
「うん。」
俺から離れチョコを取りにいった忍。
「はい、庸。」
振り向いた忍に渡された。
「ありがとな。」
月明かりに照らされ忍の赤くなっている顔が見える。
今度こそ忍を捕まえ、その唇にキスをする。
拾ったチョコは、少し違うがまるでお伽噺のように、俺と忍を引き合わせてくれた。
チョコなんてものは食べてしまえば形も残らないが、貰った嬉しさ・大切な人の存在を教えてくれる。
いまさらになってそれに気が付くなんて。
それほどこいつを想っているってこと。
これからも甘く2人とろけるような時間が過ごせたらどれだけ幸せなことだろう。
忍の甘い唇を味わいながら今はこれからの先の幸せを願う。
おわり。
************************
愛テロでバレンタインのお話でした!!
逆チョコです!逆シンデレラです(>艸<)
いつも通りタイトルから決めて、最後話に無理くりくっつけてみました(ノ>∀<)ノ笑
なんか最後、バレンタインの話?と悩むような感じで終わってしまいました(´ `)ゞ
しかも逆シンデレラて……。
あ、愛テロの忍ちんはチョコ作れるのかな?笑
愛テロは渡す話メインだったので(´ω`)ゞ
久々の愛テロでした!
しかも番外編なので本編(?)には関係ありません!
………じゃなくて、有だとアンケで言っていただいたので、安心して書かせていただきます!
純愛テロでバレンタインネタいけそうな気がするーーー(*´Д`)
あるとおもいます(・∀・)
テンションおかしくてすみませんm(__)m
以下、普通に小説始まります。
愛テロ第二部設定で番外編になります。
************************
下校時間も近づいた校舎ではいまだに生徒が沢山残っている。
まぁ、今日は特別な日だ。
下校時間を過ぎても見逃してやろう。
『シンデレラ・チョコ』
今日はここばかりか世間でも浮き足立っている。
2月14日聖バレンタイン・デー
学校も朝から女子達が騒ぎ、男子はソワソワとしていた。
自分にもあんな時があったと思いながら見つめる。
一応学校だし、不必要なものを持ち込むのはいただけないことだが、この学校はその手のイベントごとには寛容だ。
教師だって生徒から貰うことはある。
俺も朝から何人かの生徒から渡された。
だがそのどれもを受け取らなかった。
理由は隠すまでもないが……あいつのため。
嫉妬深くて一直線で、バカ可愛い奴。
そういえば今日は授業もなかったし朝のHRでしか忍を見ていないな。
もしかしたらアイツもくれるのかな、とか考えたが忍も男だ。
貰う方だからあげる方は考えていないはず。
少し寂しい気はするが、自分からくれというのも違う気がする。
あと6時間もすれば今日も終わりだ。
早く終わってくれと思う。
「ん?」
国語準備室である仕事場に行くため、廊下を歩いていると落ちているものに気が付いた。
「はぁ、まったくこんな大事なもん落としやがって…」
拾い上げたソレはバレンタインチョコ。
誰かが落としたんだろう。
回りに人もいないし、探しているやつもいない。
こんなとこに置きっぱなしなっているのも見過ごせずとりあえず、拾っておくことにした。
準備室に入り、机に教材を無造作に置く。
先程のチョコを教材の上に置いておいたせいか、バランスを崩し机から落ちそうになった。
「おわっ、危ねぇ!」
落ちる寸前でソレを受け止めた。
「はぁ、…ったく」
忍に貰えることを少し期待していた……いや、かなり期待していた。
もう忍は帰ってしまっただろうか?
「はぁ…」
溜め息ばかりが出てくる。
あーもう!!急いでるのにっ!
「中槻くん…あの、……これ貰ってくださいっ!!」
そう言われ差し出されるのはバレンタインチョコ。
今日何度目かになる呼び止めに渡されるチョコ。
しかも女の子達はみんなモジモジしてて渡すまでに長いっ!
俺急いでるのにっ!!
「ありがとう。」
下手に断っても、誰かに渡したい気持ちがあって作ってくれたものを無下には出来ない。
もう両手で持つのも大変だけどチョコを受け取った。
やっと放課後になって庸にチョコを渡しに行こうと思ったのに。
さっきから呼び止められ全然前に進めない。
部屋まであと少しなのに……
やっと下校時間近くになり女の子達から解放された。
やっとの思いでたどり着いた庸の部屋を前にして緊張してきた。
さっきまで早くこのドアをくぐりたい、庸に会いたいって思ってたのに……緊張して前に進めない。
深呼吸をし、庸に渡すチョコをポケットから取り出せば……ソレはなかった。
「あれ?ポケットに入れといたのに?!」
上着とズボンのポケットを調べても入っていなかった。
「どこいったんだよ」
せっかくここまで来れたのに!!
扉を開ける前に、俺はチョコを探すために来た道を戻った。
―数分後―
「……ないし」
教室から庸のいる部屋までを戻ってみたがチョコは見当たらなかった。
廊下にも落ちてないし、鞄に忘れていることもなかった。
「やっぱもう一度…」
~~~~~♪
もう一度探しに行こうと教室からでると下校時間を知らせる音楽が流れた。
しかも追い討ちをかけるように、生徒は速やかに帰るようにと放送も流れた。
どうしようと悩んでいる時間はない。
俺は教室から出た。
「下校時間か。」
部屋でタバコを吸いながらくつろいでいると、下校時間知らせる音楽が流れた。
「“別れの曲”ってなんか切ねぇなぁ。」
音楽を聞きながらそう呟く。
今日はもうやることもないし、俺もそろそろ帰るか。
タバコの火を消し、帰り支度をする。
電気を消し、部屋から出ようとしたとこで急に扉が開いた。
「庸っ、まだいる?!」
「忍?」
勢いよく入ってきたのは忍だった。
息を切らせここまで走ってきたようだ。
もう帰ったと思っていたのに。
部屋に入り忍は俺に近づいてくる。
「ごめんっ」
急に頭を下げられ謝られた。
意味が分からなくて、すぐ言葉がでない。
「…ど、どうしたんだ、忍?」
「俺……」
部屋が暗くて忍の表情がよく見えない。
「庸に渡すチョコ、落とした……」
言われた言葉になぜか胸が温かくなった。
忍は俺にチョコをくれるつもりだったんだ。
現物はなくともそう思ってくれていたことが嬉しい。
「そっか……でもその気持ちだけでも嬉しいよ。」
「庸…」
頭を撫でてやれば、抱きついてきた。
その可愛さに、無意識のうちに忍の顔を上げさせる。
顔を近づけ、あと数cmというとこで忍は声をだした。
「あっ!あれ!!」
俺の肩越しからあるものを指差していた。
その方をみると、先程拾ったチョコだった。
「あ、いや忍違うぞ!あれは貰ったんじゃなくて……ひろっ」
「俺のチョコ!」
「へっ?」
「だから俺の落としたチョコっ!!なんだ庸が拾ってくれてたんだっ」
なんだか一気に気が抜けた気がする。
「なんだよ、あれ忍のかよ。」
「うん。」
俺から離れチョコを取りにいった忍。
「はい、庸。」
振り向いた忍に渡された。
「ありがとな。」
月明かりに照らされ忍の赤くなっている顔が見える。
今度こそ忍を捕まえ、その唇にキスをする。
拾ったチョコは、少し違うがまるでお伽噺のように、俺と忍を引き合わせてくれた。
チョコなんてものは食べてしまえば形も残らないが、貰った嬉しさ・大切な人の存在を教えてくれる。
いまさらになってそれに気が付くなんて。
それほどこいつを想っているってこと。
これからも甘く2人とろけるような時間が過ごせたらどれだけ幸せなことだろう。
忍の甘い唇を味わいながら今はこれからの先の幸せを願う。
おわり。
************************
愛テロでバレンタインのお話でした!!
逆チョコです!逆シンデレラです(>艸<)
いつも通りタイトルから決めて、最後話に無理くりくっつけてみました(ノ>∀<)ノ笑
なんか最後、バレンタインの話?と悩むような感じで終わってしまいました(´ `)ゞ
しかも逆シンデレラて……。
あ、愛テロの忍ちんはチョコ作れるのかな?笑
愛テロは渡す話メインだったので(´ω`)ゞ
久々の愛テロでした!
しかも番外編なので本編(?)には関係ありません!
UP2009.02.14
PR
この記事にコメントする