ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
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鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「If winter comes,can spring be far behind?」
(冬来たりなば春遠からじ)
御堂さん記憶喪失ネタです。
念願の(?)、克哉切ない話。になる予定。
では、続きまたは下に下がってお読みください。
もう一度、君を好きになることはできるだろうか。
今の私は不完全で、
君という部品が抜けている。
君がいた所はぽっかりと穴が空いていて
寂しいという部品が入り込む。
「If winter comes,can spring be far behind?」⑤
俺は、着替えなどを取りに何日かぶりに御堂さんの部屋に来ていた。
そこは俺が追い出された時と同じで、いつもと変わらない日常が繰り返されているようだった。
とりあえず、クローゼットからは、1週間分くらいの衣類を持っていくことにした。
幸いまだ御堂さんは俺の荷物に気付いていないのか、捨てられるということはされていなかった。
「よし、これでいいかな?他には……」
そう思いながら部屋を見渡す。
見渡しても、思い出すのは御堂さんのことだけで、知らずに目に涙が浮かぶ。
あぁ、自分はまた居場所がなくなったのかと思うと胸が苦しくなってくる。
ガチャ
すると、玄関の方から音がする。
それは玄関を開ける音で、誰かが部屋に入ってきた音だ。次第に音は近づいてきてこちらに向かってくる。
そして、自分がいるリビングのドアが開けられその方を見れば、御堂さんが入ってきた。
「みど…さん…」
状況が掴めず、お互いに黙り見つめあっていたが、先にその沈黙を俺が破った。
「なぜ、お前がいる?」
驚いていた御堂さんも口を開く。
「あ、いえ……その…」
俺はなんて答えていいのか分からずしどろもどろしてしまう。
「あ、すみません、帰ります。」
その場にいたたまれなかった俺は逃げるようにして部屋を出ていこうといた。
「待て。」
だけど、御堂さんの硬質な声に呼び止められ思わず立ち止まってしまう。
「答えろ。何故お前がここにいる?」
もう3度目は言わないぞというような口調で聞かれる。
あの時と同じで、口が重く開かない。
俺が黙っていると御堂さんの方から口を開いた。
「お前と私は何か関係があるのか?」
きっと御堂さんは何かに気付きはじめている。あの時だって今だって、ただの部下が上司の家にいることなどない。
本当のことに気付いたら御堂さんはどうするのだろう?
また、拒絶されるのかな?
それとも……俺を受け入れてくれる?
「俺はあなたの……」
“こいびと”という言葉がはやり喉から出てこない。
何かが詰まっているように、それを言うのを避けているかのように出てこない。
出てくるのは涙だけで、御堂さんを滲ませる。
もう訳が分からなくて、涙も止まらなくて、そこから動くとこもできなくて……
そこに立ち尽くしていると、急に引っ張られる感覚に襲われた。
ビックリして目を閉じれば、次に感じるのは唇の温もり。
その覚えのある感覚に驚き、目を開けると、目の前には御堂さんがいた。
「ふン……みど……さん…」
舌を滑りこませ、俺の舌を吸いながら角度を変え深く深くキスをされる。
以前の御堂さんを思い出され、俺も御堂さんの背中に手を回す。
少しの間、激しいキスが交わされどちらともなく目をあける。
「君は……」
今の御堂さんの目は軽蔑も疎ましさもない、どこか困惑はしているけど、俺だけを見てくれる目。
「君は…私の恋人か?」
御堂さんの言葉に少し驚いたが、今は嬉しい気持ちがいっぱいで頷くことしかできなくて。
御堂さんが俺に気付いてくれた
恋人だと分かっても拒絶することはなかった
だから、俺は素直に頷くことができた
俺が頷いたのを見て、御堂さんは優しく笑い何日かぶりに抱き締められた。
今の私は不完全で、
君という部品が抜けている。
君がいた所はぽっかりと穴が空いていて
寂しいという部品が入り込む。
「If winter comes,can spring be far behind?」⑤
俺は、着替えなどを取りに何日かぶりに御堂さんの部屋に来ていた。
そこは俺が追い出された時と同じで、いつもと変わらない日常が繰り返されているようだった。
とりあえず、クローゼットからは、1週間分くらいの衣類を持っていくことにした。
幸いまだ御堂さんは俺の荷物に気付いていないのか、捨てられるということはされていなかった。
「よし、これでいいかな?他には……」
そう思いながら部屋を見渡す。
見渡しても、思い出すのは御堂さんのことだけで、知らずに目に涙が浮かぶ。
あぁ、自分はまた居場所がなくなったのかと思うと胸が苦しくなってくる。
ガチャ
すると、玄関の方から音がする。
それは玄関を開ける音で、誰かが部屋に入ってきた音だ。次第に音は近づいてきてこちらに向かってくる。
そして、自分がいるリビングのドアが開けられその方を見れば、御堂さんが入ってきた。
「みど…さん…」
状況が掴めず、お互いに黙り見つめあっていたが、先にその沈黙を俺が破った。
「なぜ、お前がいる?」
驚いていた御堂さんも口を開く。
「あ、いえ……その…」
俺はなんて答えていいのか分からずしどろもどろしてしまう。
「あ、すみません、帰ります。」
その場にいたたまれなかった俺は逃げるようにして部屋を出ていこうといた。
「待て。」
だけど、御堂さんの硬質な声に呼び止められ思わず立ち止まってしまう。
「答えろ。何故お前がここにいる?」
もう3度目は言わないぞというような口調で聞かれる。
あの時と同じで、口が重く開かない。
俺が黙っていると御堂さんの方から口を開いた。
「お前と私は何か関係があるのか?」
きっと御堂さんは何かに気付きはじめている。あの時だって今だって、ただの部下が上司の家にいることなどない。
本当のことに気付いたら御堂さんはどうするのだろう?
また、拒絶されるのかな?
それとも……俺を受け入れてくれる?
「俺はあなたの……」
“こいびと”という言葉がはやり喉から出てこない。
何かが詰まっているように、それを言うのを避けているかのように出てこない。
出てくるのは涙だけで、御堂さんを滲ませる。
もう訳が分からなくて、涙も止まらなくて、そこから動くとこもできなくて……
そこに立ち尽くしていると、急に引っ張られる感覚に襲われた。
ビックリして目を閉じれば、次に感じるのは唇の温もり。
その覚えのある感覚に驚き、目を開けると、目の前には御堂さんがいた。
「ふン……みど……さん…」
舌を滑りこませ、俺の舌を吸いながら角度を変え深く深くキスをされる。
以前の御堂さんを思い出され、俺も御堂さんの背中に手を回す。
少しの間、激しいキスが交わされどちらともなく目をあける。
「君は……」
今の御堂さんの目は軽蔑も疎ましさもない、どこか困惑はしているけど、俺だけを見てくれる目。
「君は…私の恋人か?」
御堂さんの言葉に少し驚いたが、今は嬉しい気持ちがいっぱいで頷くことしかできなくて。
御堂さんが俺に気付いてくれた
恋人だと分かっても拒絶することはなかった
だから、俺は素直に頷くことができた
俺が頷いたのを見て、御堂さんは優しく笑い何日かぶりに抱き締められた。
「If winter comes,can spring be far behind?」⑥へ続く
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今回は早く続きがUPできました!!
まだ続くのです!!
書いているうちにどんどん内容が変わっていくから収集がつかず。。。笑
ご意見ご感想などあったらうれしいです。
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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