ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「恋は思案の外」
御堂さんのお見合い話になります。
前編では、御堂さんのお母さんが出てきます。
そんなにシリアスになる予定はありません(^^)
むしろ最終的にギャグ?になるかもと思います。今のところ。
では続きもしくは、下に下がって呼んでください。
御堂さんのお見合い話になります。
前編では、御堂さんのお母さんが出てきます。
そんなにシリアスになる予定はありません(^^)
むしろ最終的にギャグ?になるかもと思います。今のところ。
では続きもしくは、下に下がって呼んでください。
Trrrr
部屋に電話の音が鳴り響く。
電話を取ったのは御堂さんだった。
いくらオレと御堂さんが一緒に住んでるからといっても、他の人には言っていないから、御堂さんが家にいないとき以外オレは滅多に電話は取らない。
「だから、それは何度もお断りしたでしょう!」
珍しく御堂さんが怒鳴っているというか焦っている。
相手の方も引かず、内容までは聞こえないが大声を出しているのがわかる。
そんなやりとりが数分間続き、御堂さんが「切りますよ」の一言で有無を言わさず終わった。
電話を切り終わっても御堂さんは電話の前で、息を整えているのか、考え事をしていたのか立ち尽くしていた。オレは御堂さんが怒鳴るほどの電話内容が気になり聞くことにしてみた。
「あの、御堂さん…今の電話なんだったんですか?」
「!……」
明らかに御堂さんがビクッとしたのが分かった。
「……い、いや、何でもない。君には関係ない。」
そう、言うと御堂さんはまた書斎に戻っていった。
オレには、関係ない……か。
確かにオレに関わりがない事でも、オレにできることがあればやりたい。御堂さんの助けになりたい……けど、御堂さんにあぁ言われちゃうと…
オレは悲しくなり、ソファーにうずぐまった。
あれから、電話もなく御堂さんの態度にもかわりなく過ごしていたから、オレはあの電話の時のことをわすれていた。
Trrrr
また電話が鳴り響く。
今度は御堂さんがいない家で。
オレはあの時のことを思い出したが、今はそんなこと考えたくないと頭を振り考えるのをやめた。
「はい、御堂です。」
「……」
オレが電話に出ると相手は黙ってしまった。
「あの…もしもし?」
「……孝典さん?」
電話の向こうには御堂さんの名前を呼ぶ女性の声がした。
女性の声にビックリし、今度はオレが黙り込んでしまった。
「あの……?」
「あ、はい!」
電話の女性の不安げな声で、意識が戻っときた。
「えっと、今御堂さんは外出中です。あの、どちら様ですか?」
「孝典の母です。」
「!!」
その言葉にビックリしてしまった。電話の女性が御堂さんの母親だったなんて!!声も若いし、物腰も柔らかそうだ。
「あ、オ、オレは御堂さんの部下の佐伯といいます!!」
「あら、そうだったんですか。休日にまで上司と仕事なんて大変ですね。ほら、あの子仕事には厳しいから。」
御堂さんのお母さんは笑いながら言う。けど、仕事でもなければ家番でもない、一緒に暮らしてるとは言えず、無理に笑うしかない。
「また、折り返し電話するようにしますか?それか差し支えなければ、伝言を預かりましょうか?」
「いえね、孝典さんに何度も電話してるのだけれども、いい返事が聞けなくて。」
その時、前に電話してきていたのが御堂さんのお母さんだというのに気が付いた。御堂さんはいったいあの時、何を断っていたんだろう。
「あなたからも言っていただけないかしら?」
「あ、えっとすみません……なんの事を?」
考え事をしたら聞いていなかった。
「孝典さんのお見合いの話よ。」
お見合い?御堂さんが?誰と?
「ほら、あの子もいい年だし結婚して欲しいんだけど、見合いは『断る』の一点張りだし。早く孫の顔を見たいのよね。」
その後、いろいろ話し電話を切った。だけど、半分も話は頭に入って来なかった。
御堂さんが断っていたのはお見合いの事だったんだ。
それは、オレの事を想ってくれたからのことで嬉しかった、けど本当にそれでいいのだろうか?
数日後、また電話がかかり御堂さんはお見合いを受けることになった。
オレには内緒で。
部屋に電話の音が鳴り響く。
電話を取ったのは御堂さんだった。
いくらオレと御堂さんが一緒に住んでるからといっても、他の人には言っていないから、御堂さんが家にいないとき以外オレは滅多に電話は取らない。
「だから、それは何度もお断りしたでしょう!」
珍しく御堂さんが怒鳴っているというか焦っている。
相手の方も引かず、内容までは聞こえないが大声を出しているのがわかる。
そんなやりとりが数分間続き、御堂さんが「切りますよ」の一言で有無を言わさず終わった。
電話を切り終わっても御堂さんは電話の前で、息を整えているのか、考え事をしていたのか立ち尽くしていた。オレは御堂さんが怒鳴るほどの電話内容が気になり聞くことにしてみた。
「あの、御堂さん…今の電話なんだったんですか?」
「!……」
明らかに御堂さんがビクッとしたのが分かった。
「……い、いや、何でもない。君には関係ない。」
そう、言うと御堂さんはまた書斎に戻っていった。
オレには、関係ない……か。
確かにオレに関わりがない事でも、オレにできることがあればやりたい。御堂さんの助けになりたい……けど、御堂さんにあぁ言われちゃうと…
オレは悲しくなり、ソファーにうずぐまった。
あれから、電話もなく御堂さんの態度にもかわりなく過ごしていたから、オレはあの電話の時のことをわすれていた。
Trrrr
また電話が鳴り響く。
今度は御堂さんがいない家で。
オレはあの時のことを思い出したが、今はそんなこと考えたくないと頭を振り考えるのをやめた。
「はい、御堂です。」
「……」
オレが電話に出ると相手は黙ってしまった。
「あの…もしもし?」
「……孝典さん?」
電話の向こうには御堂さんの名前を呼ぶ女性の声がした。
女性の声にビックリし、今度はオレが黙り込んでしまった。
「あの……?」
「あ、はい!」
電話の女性の不安げな声で、意識が戻っときた。
「えっと、今御堂さんは外出中です。あの、どちら様ですか?」
「孝典の母です。」
「!!」
その言葉にビックリしてしまった。電話の女性が御堂さんの母親だったなんて!!声も若いし、物腰も柔らかそうだ。
「あ、オ、オレは御堂さんの部下の佐伯といいます!!」
「あら、そうだったんですか。休日にまで上司と仕事なんて大変ですね。ほら、あの子仕事には厳しいから。」
御堂さんのお母さんは笑いながら言う。けど、仕事でもなければ家番でもない、一緒に暮らしてるとは言えず、無理に笑うしかない。
「また、折り返し電話するようにしますか?それか差し支えなければ、伝言を預かりましょうか?」
「いえね、孝典さんに何度も電話してるのだけれども、いい返事が聞けなくて。」
その時、前に電話してきていたのが御堂さんのお母さんだというのに気が付いた。御堂さんはいったいあの時、何を断っていたんだろう。
「あなたからも言っていただけないかしら?」
「あ、えっとすみません……なんの事を?」
考え事をしたら聞いていなかった。
「孝典さんのお見合いの話よ。」
お見合い?御堂さんが?誰と?
「ほら、あの子もいい年だし結婚して欲しいんだけど、見合いは『断る』の一点張りだし。早く孫の顔を見たいのよね。」
その後、いろいろ話し電話を切った。だけど、半分も話は頭に入って来なかった。
御堂さんが断っていたのはお見合いの事だったんだ。
それは、オレの事を想ってくれたからのことで嬉しかった、けど本当にそれでいいのだろうか?
数日後、また電話がかかり御堂さんはお見合いを受けることになった。
オレには内緒で。
恋は思案の外【後編】へ
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恋は思案の外【前編】、いかがでしたでしょうか?
今回は、御堂さんのお見合い話です。
前編では、克哉の心境というか、書いてみました。
前後編なので、そんな長くはなりません。
後編は遊びまくります(笑
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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