ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
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鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「青い鳥」
拍手お礼の「幸せの青い鳥」の続きです。
御堂さんの暗い話になります。
小説に軽く話を近づけつつ、一気に遠ざかります。
では、続き又は下に下がってお読みください。
ぼくの心はぽっかりと穴があいている。
何をしても埋らない。
たくさん食べても。
たくさん寝ても。
どうやったら埋まるんだろう。
だれかぼくの心をうめて――
「青い鳥」〜a heart hole〜
初めて会った、佐伯克哉という男は自信が無さそうで人の顔色を伺うばかり。
かと思えば急に眼鏡をかけ、自信に満ち溢れ主導権を握ったように、その場を支配したかのように偉そうに喋る。
そのどちらも御堂を苛つかせた。
本多という男も声だけは大きく目上に歯向かう態度は評価できたものではなく、
御堂を苛つかせた原因の一つではあったが、
主な原因は克哉にあると御堂もまだ気が付いてはいなかった。
本能的に佐伯克哉という人物は自分を掻き乱すということがわかっていたいたのかもしれない。
苛立ちは次第に大きくなり、御堂の心に隙間を空けた。
その隙間をさらに苛立ちが入り込み大きくしていく。
それを埋める術を御堂は知らない。
苛立ち、穴が大きくなる。
御堂にはそれが不安にもなっていた。
苛立ちと不安の間で御堂の心は不安定のまま。
その不安定のまま、穴を埋める術を見つけた。
間違った術を……
克哉を嬲り、蔑むことで心は満たされた。
穴は塞がった。
そう思っていた。
何度も強姦するように克哉を犯しては、心のどこかでは苦悩していた。
どうして彼なんだろう。
どうして彼で心を満たそうとする。
彼を見ると苛立ちがするのに、
何故彼を求める?
『御堂さん、幸せですか?』
彼に言われた。
自分に泣かされ苦痛を与えられているのに、彼は御堂に聞いた。
初めのうちは、嫌がり泣き御堂を見る目は憎悪に溢れていた。
しかしいつからか、彼はまるで御堂のすることを受け入れ許しているような気さえした。
それは自分の勝手な思い違いだと思っていた。
けれど、今彼は何を言った?
―幸せですか?―
何故そんなことが聞けるのか。
自分の思いをぶつけることでなく、何故私のことを聞くのか。
『幸せ』その言葉は、御堂の思考を混乱させた。
「青い鳥」③へ
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「青い鳥」③いかがでしたでしょうか?
ちょち短かったです。
さて、ここからホントに一気に小説からかけ離れていきます(笑
どうなるやら。。。藁
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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