千思万考 「青い鳥」⑤ 忍者ブログ
ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。 取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。 鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「青い鳥」


拍手お礼の「幸せの青い鳥」の続きです。

御堂さんの暗い話になります。
小説に軽く話を近づけつつ、一気に遠ざかります。

今回で完結で。
おつきあいありがとうございました。


では、続き又は下に下がってお読みください。 







心の穴に種が植えられた

花が咲いた

その花から、種がぼくの足もとに落ちた

木が育った

木には青い鳥が飛んできた


「青い鳥」~the bluebird of happiness~


後悔先に立たずとはこういうことをいうのか。

自分の気持ちに気が付いてからでは遅かった。
今からでは彼を『幸せ』にできない。

克哉を拘束していた枷を取ると、克哉から少し離れたところのベッドに背を向けて座った。
御堂はうなだれながら一言、苦しそうに言った。
「佐伯くん、すまなかった。」

克哉は脱力感に襲われた。自分の気持ちを言葉にしたのに、気付いてくれたはずなのに、どうして今更手放すのか。

しかも、他人のように『佐伯』と呼んだ。

あなたがいつからか行為の最中に『克哉』と呼んでくれたから、オレは気付けたのに。
無意識に、自然に名前を呼べるからオレを求めてくれているとわかったのに。

「逃げてくれ、私から。」
無言のまま克哉が動かないと、さらに御堂は言った。
暫く沈黙が続き、先に行動をおこしたのは克哉だった。

ベッドを降り、昨日から開けっ放しだったドアに向かう。
そしてパタリと軽くドアが閉まる。
御堂はその音を聞き、胸が詰まりそうな気持ちだった。
自分から手放したのに、克哉への自分の想いに気が付いてしまった。

彼を愛していた。

「……克哉ッ」
もう部屋にいない克哉の名前を苦し気に呼ぶ。

だけど、その瞬間背中に温かさを感じた。
そして、それは全身を包み込んだ。
何が起きたのかわからず、御堂は動けなかった。

「もぅ、逃げることなんてできません。」

―オレはあなたを愛してしまったから…―

切なげに、けどはっきりと言う。


穴が閉じていく。
心の中が満たされていく。
心が温かくなっていく。

あぁ、これが幸せというものなのだろうか。

御堂は胸の中で、その温かさを十分に噛み締める。

「御堂さん……」

―幸せですか?―

克哉はまた御堂に問う。


今ならわかる。
これが幸せなんだと、欲しかった愛情なんだと。

今ならはっきり言える。

「あぁ、幸せだ。克哉……愛している。」





ぼくの心はいつも花で満たされ

その花の種が木や花を咲かせる

そして青い鳥が飛んでくる

幸せの青い鳥は幸せを運んできてくれる


〜Fin〜 


「補足説明という名の言い訳」へ


******************************
「青い鳥」⑤いかがでしたでしょうか?
やっと完結。
言い訳はまた、補足説明で。

ではお付き合いありがとうございました。



ご意見ご感想などあったらうれしいです。

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マンガ・映画鑑賞
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「廻」と書いて「めぐる」と読みます。
801系に手を手を出し始めたのは、2年くらい前です。
純情ロンマンチカの純テロ溺愛中ww
でもやっぱり、男女カップルもの大好きですww
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