ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
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鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「If winter comes,can spring be far behind?」
(冬来たりなば春遠からじ)
御堂さん記憶喪失ネタです。
念願の(?)、克哉切ない話。になる予定。
では、続きまたは下に下がってお読みください。
『君は私のものだ』
その言葉が嬉しかった。
自信が持てた。
『ずっとそばにいてくれ』
オレもずっとあなたのそばにいたい。
ずっと……
『 』
オレだけに囁かれた言葉が愛しくて
あなたから離れられない呪文のようだった。
「If winter comes,can spring be far behind?」
何も言えず立ち尽くしていると、痺れを切らしたかのようにまた御堂さんは「お前は誰なんだ!」と怒鳴りぎみで言った。
それにびっくりしてオレの意識は戻ってきた。
「御堂さん……何を言ってるんですか?」
何を言われたのか理解ができない。
御堂さんに近づき、腕を掴もうと思ったらかわされた。
拒絶された気がした。
なおもオレを見る御堂さんの目はかわらない。
それが勘違いでなく本当なんだと、夢でなく現実なんだといっていた。
御堂さんはどうしてしまったんだろう。朝までは普通だったのに……
いったい何が起きたんだ。
思考が追い付かない。この状況が理解しがたい。
一つ分かるのは、御堂さんはオレの事を知らないということ。
―知らない―
そう、オレのことを知らないんだ……
誰だと言われても、今の御堂さんに恋人と言ったところで信じてもらえるはずがない。
また拒絶されるだけ。
でも、オレは……
「オレは…御堂さんの…」
「私の?」
ただ一言なのに冷たく感じる声に胸が締め付けられ、言葉がでない。
たった4文字なのに、『こいびと』という言葉が出てこない。
これを言ったら、拒絶されることがわかっていたから。
言いたかった。
でも、言えない。
自信を持って言えない。
いつもあなたが、そばにいて優しくて愛してくれていたから『こいびと』と思えた、言葉にしなくても当たり前だと思った。
だけど、あなたがオレのことを忘れて、拒絶しただけで、オレは『こいびと』と言う言葉に自信がもてない。
「オレは……あなたの部下です」
こう言うしかなかった。
あれ以上、疎ましい物を見る目で冷たい目で見られるのに堪えられなかった。
少しでも今の御堂さんにオレを優しい目で見てほしくて、笑顔を浮かべたがそれも虚しく蹴散らすような痛烈な言葉がオレに与えられた。
「なぜ、部下が上司の家にいる?お前とつるむ気などない。出ていけ!」
―出ていけ―
その言葉が頭に、心にこだまする。
あぁオレの居場所がなくなった。
オレはもぅあなたなしでは生きていけないのに。
あなたがそうしたのに。
あなたに突き放されたらオレは……
「If winter comes,can spring be far behind?」③へ
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「If winter comes,can spring be far behind?」②いかがでしたでしょうか?
あまり進展しなかった。。。
とりあえず克哉暗めを目指して。
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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