ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
小説第3弾!!
御堂・克哉のシリアス(予定)の話になります。
克哉がいなくなり、御堂はある一人の青年と出会う。
そして、2人の関係は・・・
その青年とは・・・
オリジナルの女性がちょこっとでてきます。
長編になる予定です。
鍋蓋⑥の回想シーンの続きです。
では、続きもしくは下に下がって読んでください。
御堂・克哉のシリアス(予定)の話になります。
克哉がいなくなり、御堂はある一人の青年と出会う。
そして、2人の関係は・・・
その青年とは・・・
オリジナルの女性がちょこっとでてきます。
長編になる予定です。
鍋蓋⑥の回想シーンの続きです。
では、続きもしくは下に下がって読んでください。
「う〜ん、どれにしようかなぁ」
その時、俺は今までで一番悩んでいたかもしれない。
昨日御堂さんが俺に指輪をくれた。
それはきっと俺に合わせて作ってもらっただろうという雰囲気のある俺好みの指輪だった。
しかも、貰ったときは嬉しくて指にはめながら眺めていて気付かなかったけど、外して見てみれば指輪の裏に「From T to K」と彫られていた。
孝典から克哉へ……
俺はそれを見たとき、思わず涙がでそうになったが、笑みも溢れた。
孝典さんに愛されてるなぁ…
俺にはまた大切なものができた。
孝典さんと、この指輪。
「何かお探しですか?」
俺がいろいろと考えていたら、初老で紳士的な雰囲気のある物腰の柔らかそうな店員が声をかけてきた。
店に入って、探し物をしながら考え事をしていたら、だいぶ時間がたっていたようだ。
もしかしたら、怪しまれたかも。
慌てた俺は、
―指輪を!―
と言ったらその店員の人は柔らかく笑い「どなたかへの贈り物ですか?」と聞いてくれた。
「え〜と……」
どなた…と言われても、男の俺が買いにきてるんだきっと彼女への贈り物と思っているはず。でも、さすがに男に贈るとは言えない。
「その方のイメージとかはありますか?」
俺が悩んでいると、気を使ったのかそう聞いてきた。
「えっと、イメージというかその人は……厳しくて几帳面で、仕事にもまっすくで、我儘なところもあったり、でも優しい面も多くて上手に出来たことを褒めてくれて……」
そこまでいうと、俺はハッとして店員の方を見ると、にこりと笑い「大切な方なんですね。」と言われた。
顔中が恥ずかしさで熱くなった。
そして店員は、「こちらはどうですか?」と銀色で作りはシンプルに見えるがよく見ると細かく細工がされている。
それは、とても御堂さんに似合いそうで、俺も一目で気に入った。
御堂さんが俺に合うのをくれたように、俺も御堂さんに合うものを買いたかった。
お互いのデザインは違えど、お互いを想い選んだものにとても意味をもつと思う。
それに決めた時に、やっぱり俺も御堂さんにもらった指輪のように、名前を彫ってもらった。
「あ…あの、指輪の裏に彫ってほしいんですけど…」
「はい、なんとお書きしますか?」
「えっと……克哉から……た、た……たか………御堂さんで!!」
間違えた……というか恥ずかしくて言えなかった。本人を呼ぶのだって今だに恥ずかしさがあるのに、他人に言えるわけがない。
From K to M と彫られた指輪を見て、情けなさと恥ずかしさが交わる。
これを見た御堂さんは何ていうだろう。
またからかわれるだろうか。
でも御堂さんは笑顔で受け取ってくれるだろうな。
そしたら、今度は俺からも言うんだ。
―ずっと俺のそばにいてくれますか?―
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
御堂がシャワーからあがってくると、ベッドでは智が寝ていた。
起こさないようにと、近くに腰を下ろす。
智を見る御堂の目は柔らかく、優しく見ていた。
そして、智の額にかかる髪を払うかのように頭を撫でると、くすぐったいのか智はうっすらと目を開けた。
「たか…のり…さん」
眠そうに微笑む智とは対象的に御堂は驚き目を見開いていた。
まだ御堂は智に自身の名前を教えていなかったからだ。
智は自分が言った名前を頭で巡らせ、御堂といるのに誰かもわからない名前を呼んでしまったとに慌てながら起きる。
「あ…あの御堂さん。すみません。その……違う人の名前を呼んでしまって……」
智は慌てて、必死な顔でいった。
「智、その名前をどこで?」
「…わかりません。オレもただ…言ってしまっただけで。」
あれから落ち込む智をなだめ、寝かしつけた。
そして、智を見つめながら考え込む。
(克哉、私は君以外を一生愛せないと思っていた、けど…彼は……)
「克哉……」
御堂は智の髪を撫でながらつい会えない愛しい恋人の名前を呼んでしまった 。
その時、俺は今までで一番悩んでいたかもしれない。
昨日御堂さんが俺に指輪をくれた。
それはきっと俺に合わせて作ってもらっただろうという雰囲気のある俺好みの指輪だった。
しかも、貰ったときは嬉しくて指にはめながら眺めていて気付かなかったけど、外して見てみれば指輪の裏に「From T to K」と彫られていた。
孝典から克哉へ……
俺はそれを見たとき、思わず涙がでそうになったが、笑みも溢れた。
孝典さんに愛されてるなぁ…
俺にはまた大切なものができた。
孝典さんと、この指輪。
「何かお探しですか?」
俺がいろいろと考えていたら、初老で紳士的な雰囲気のある物腰の柔らかそうな店員が声をかけてきた。
店に入って、探し物をしながら考え事をしていたら、だいぶ時間がたっていたようだ。
もしかしたら、怪しまれたかも。
慌てた俺は、
―指輪を!―
と言ったらその店員の人は柔らかく笑い「どなたかへの贈り物ですか?」と聞いてくれた。
「え〜と……」
どなた…と言われても、男の俺が買いにきてるんだきっと彼女への贈り物と思っているはず。でも、さすがに男に贈るとは言えない。
「その方のイメージとかはありますか?」
俺が悩んでいると、気を使ったのかそう聞いてきた。
「えっと、イメージというかその人は……厳しくて几帳面で、仕事にもまっすくで、我儘なところもあったり、でも優しい面も多くて上手に出来たことを褒めてくれて……」
そこまでいうと、俺はハッとして店員の方を見ると、にこりと笑い「大切な方なんですね。」と言われた。
顔中が恥ずかしさで熱くなった。
そして店員は、「こちらはどうですか?」と銀色で作りはシンプルに見えるがよく見ると細かく細工がされている。
それは、とても御堂さんに似合いそうで、俺も一目で気に入った。
御堂さんが俺に合うのをくれたように、俺も御堂さんに合うものを買いたかった。
お互いのデザインは違えど、お互いを想い選んだものにとても意味をもつと思う。
それに決めた時に、やっぱり俺も御堂さんにもらった指輪のように、名前を彫ってもらった。
「あ…あの、指輪の裏に彫ってほしいんですけど…」
「はい、なんとお書きしますか?」
「えっと……克哉から……た、た……たか………御堂さんで!!」
間違えた……というか恥ずかしくて言えなかった。本人を呼ぶのだって今だに恥ずかしさがあるのに、他人に言えるわけがない。
From K to M と彫られた指輪を見て、情けなさと恥ずかしさが交わる。
これを見た御堂さんは何ていうだろう。
またからかわれるだろうか。
でも御堂さんは笑顔で受け取ってくれるだろうな。
そしたら、今度は俺からも言うんだ。
―ずっと俺のそばにいてくれますか?―
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
御堂がシャワーからあがってくると、ベッドでは智が寝ていた。
起こさないようにと、近くに腰を下ろす。
智を見る御堂の目は柔らかく、優しく見ていた。
そして、智の額にかかる髪を払うかのように頭を撫でると、くすぐったいのか智はうっすらと目を開けた。
「たか…のり…さん」
眠そうに微笑む智とは対象的に御堂は驚き目を見開いていた。
まだ御堂は智に自身の名前を教えていなかったからだ。
智は自分が言った名前を頭で巡らせ、御堂といるのに誰かもわからない名前を呼んでしまったとに慌てながら起きる。
「あ…あの御堂さん。すみません。その……違う人の名前を呼んでしまって……」
智は慌てて、必死な顔でいった。
「智、その名前をどこで?」
「…わかりません。オレもただ…言ってしまっただけで。」
あれから落ち込む智をなだめ、寝かしつけた。
そして、智を見つめながら考え込む。
(克哉、私は君以外を一生愛せないと思っていた、けど…彼は……)
「克哉……」
御堂は智の髪を撫でながらつい会えない愛しい恋人の名前を呼んでしまった 。
「破れ鍋に綴じ蓋」⑧へ
*********************************
鍋蓋⑦!!
回想シーン克哉語り編が終わり、また智編に戻ってまいりました。
さて、次回にやっと完結するかな?
智と御堂さんの関係をもっと書いていたい、けど克哉を出したい!!
そんなさなか書いています(藁
ご意見ご感想などあったらうれしいです。
←気に入っていただけたらポチリと拍手をお願いします。
(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
PR
この記事にコメントする