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純情テロリスト「虫歯」
続きもしくは下に下がってお読みください。
最近、というかここ数日
忍に避けられてる気がする。
「忍、お前そんだけしか食わねぇのか?」
「え?…うん……」
また目を反らしやがった。
しかも夕飯をいつもの半分も食ってねぇし。
どっか体調でも悪いのか?とも思うが、それ以外は元気だ。
「忍、今日は泊まってくか?」
何か悩みがあるなら聞いてやりたい。
俺が助けられるなら尚更何かをしてやりたい。
「えっ?いいの?」
嬉しい顔をした忍を見て、避けられていたのは俺の気のせいだったんではないかと安堵していた。
だが……
「あっ……や、やっぱいい…」
何かを思い出したように、焦るように断られた。
終いには帰ろうとするし。
「おい忍、待てっ!!」
怒鳴り、逃げる手を捕まえればビクリと体を震わせた。
「忍、最近俺を避けてないか?」
「っ!……そんな、こと……ねぇよ…」
一瞬ビクつき、そんなことを言われても嘘をついているようにしか思えない。
「忍っ!」
「うるっせぇな……」
なおも顔を反らしたまま言う忍に俺は痺れを切らしてしまった。
「忍っ、こっちを向いて言えっ!!」
「っっっいってーーー!!」
頬を掴み、前に向かせれば忍は悲痛の声をあげた。
「え?おいっ?忍?!」
「痛っ~~~」
左頬を押さえながら座り込んでしまった忍を覗きこむと、目に涙を浮かべていた。
「お、おい?」
呼び掛ければ、キッと睨まれてしまった。
「し、忍…どうかしたのか?」
睨んでいた目はまた気まずそうに反らされる。
「……なんでも、ない…」
「なんでも無いわけないだろ?!左頬、どうかしたのか?」
触ろうとしたら、過剰なまでに逃げられた。
「なっ、なな、なんでもねーよ!?」
「忍……お前、まさか……」
「……」
「……虫歯か?」
「っ!!」
体が震えた。
これが……答えか。
「お前なー、歯医者行けよ。いつからだ?」
「一週間前……から…」
「…そんな、前から……」
そんな前から痛みを我慢してたなんて…
しかも歯医者に行ってないだと?
「で?」
「?」
「俺を避けてたのは、それのせいか?」
聞くと俯いて忍は言った。
「だって……宮城、キスするとき、頬触るじゃん。それに……」
俯いていてもわかる。
耳まで真っ赤にして…
「それに…舌とか…入ってきたり……したら……」
そこまで言うと恥ずかしさからか抱きついてきた。
そんな仕草が可愛くて、頭を撫でてやる。
「でもなー、忍。虫歯治さないと…ずっとキスしてやれないな。」
「えっ?!」
俺の言葉に驚くと、顔をあげ悲しそうな表情をした。
「だって、そうだろ?忍は歯が痛くて、触られるのも嫌なんだろ?」
「………治す」
「ん?」
「治して…宮城とキスする!!」
まるで、覚悟しとけよと言うばかりに忍は言い切る。
(はぁ……ったく、どこまで可愛いんだか?)
「しっかり治せよ。」
「おう!」
次の日、歯医者に行って目を腫らせて帰ってきたのは言うまでもない。
おわり。
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歯が痛くて泣く忍ちんに一票!!笑
あ、よ、読んで頂きありがとです。
なんかこれもゴミ箱行きっぽいな(笑)
だめだ…なんか、最近短編はだめだめ過ぎるのしか書いてないです。
まじめな話が書きたい。。。
このネタとか、今日私が歯医者行って「虫歯できちゃったね~」と言われ、治療してもらったからできました。
検診行ったら虫歯見つかってしまった(´Д`)
おやしらずはまだ大丈夫みたい。。。
はぁ、真面目な話考えよ。。。
up2009.3.24
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