ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
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鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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ピンポーン
夜も日付がかわった時間にある部屋ではチャイムの音が鳴り響いた。
この家の主は不在。
だけど、その主を待ちわびる可愛い恋人、高槻忍はいる。
忍が、チャイムが鳴ったため扉を開けると待ちわびていたこの部屋の主である宮城がいて嬉しい気持ちになった。
だけどそれも一瞬のこと。
恋人の隣にいたある一人の男を見て一気に不機嫌になった。
「……こんばんわ。教授が酔ってて一人で歩けそうもないんで送ってきた………きました……」
酔った宮城を送ってきたのは弘樹だった。
弘樹の方が年上なのに忍の睨みから怯んで最後は敬語になってしまった。
「………どうも。」
忍は弘樹から宮城を奪い取るように引っ張ると、忍のとこに倒れてきた宮城の重さで後ろに倒れそうになったが、そこはなんとか踏ん張った。
弘樹が中まで運ぼうか、なんて言ったが忍は「いい」と一蹴。
弘樹の世話になんかなりたくないというのも理由の一つだが、部屋に入れたくないってのが本音。
ぶっきらぼうにお礼をいうと弘樹を追い出すように帰らせた。
そして、短い廊下なのに数分かかり、なんとか重い宮城を抱え寝室のベッドに運ぶことができた。
「ったく、連絡なしに飲み会かよっ」
寝ている宮城に忍は悪態をつく。
気持ち良さそうに寝ているのがまたムカつく、という感じで忍は荒々しく介抱をしていく。
皺になるから上着を脱がせ、寝苦しそうなネクタイを外していたら急に宮城が起きた。
「あれ~忍ちんだぁ。」
なんとも緊張感のない声。
「忍ちんが2人もいるし~」
「宮城……飲み過ぎ…」
睨んでも今の宮城には通用しないのか、むしろ忍を可愛がるように頭を撫でてきた。
「やめっ、ろよ!」
「なんで~?忍、頭撫でられるの好きだろぉ?」
なおも頭に手を伸ばしてくる宮城の手を払うと忍は立ち上がる。
「酔っ払いとなんか一緒にいられるかっ」
忍がドアへ向かおうとしたとき手を取られた。
「忍、どこいくんだ?」
「は?俺の部屋に帰るんだよ。おっさんも風邪ひかないように布団に入って寝ろよっ!」
再びドアへ向かおうとしたら、今度は勢いよく引っ張られ宮城の方へ倒れこんでしまった。
「な、にしてんだよっ!?」
顔を上げ睨みながら宮城を見る。
だけどそこには楽しそうな顔をした宮城が忍を見ていた。
「まだいろよ~。俺を待っててくれたんじゃないのかぁ?」
「酔っ払いの相手なんかしてられるかよっ」
「わっ!待った待ったっ。じゃ、じゃぁ忍ちん、帰る前にちゅーしてよ!」
「は?」
宮城の“ちゅー”発言にも驚いたが、まさか宮城から求められると思っていなかった忍は頭の中が真っ白だった。
「忍ちん、ちゅーしてよ!」
「い、いい年こいたおっさんが何言ってんだよっ///お、俺は帰るっ!」
離れようにもがっちりと腰を抱き締められ忍は離れることが出来ない。
「ちゅーしてくれなきゃ嫌だっ!!」
宮城が駄々をこねるように忍を見つめる。
「忍は俺にするの、嫌か?」
急に“忍”と呼ばれ、抵抗していたことも忘れる。
「嫌なわけ……ないじゃん///」
顔を赤くして俯くと宮城の手が忍に顔に伸びてきて上げさせる。
「だったら…忍からして」
宮城が優しく言えば、忍はおずおずと唇を近づける。
触れるだけのキスをすれば、今度は宮城から忍にキスをする。
それは甘く段々に深くなっていく。
(宮城……ずるいよ。)
忍は心でそう思いながらも、宮城のキスを受け止めていた。
おわり。
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はぃっ!
ゴミ箱行き決定な小説「Kiss me」でした~↓↓
まぁ、あれだよ。例の韓国ドラマのセリフを宮城に言わせたかったってだけが目的な駄文ですよ。
書いた後にやっちまったな~と思いながらも勿体無いので載せときます(笑)
うん。久々の純テロ短編で何かが間違えた気がします(´∀`)笑
UP2009.03.10
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