ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「声涙、倶に下る ①」の続きです。
まず初めに言っておきます。
わたくし、廻は「鬼畜眼鏡」をプレイしたことがありません。(持ってません)
ニコニコ動画でハマリ(特に御克)、小説まで書いてしまうハマりようです。
ぁ、でも御克の小説は読みました。
今回この小説を書いたのは、ニコ動で見た、鬼畜眼鏡OPフルに出てくる幼き日の克哉が気になり、あちこちのサイト様をめぐり、「え?克哉にそんな過去が?」的な衝撃を受け、また妄想したら止まらなくなり書いちゃいました。
なので、ゲームをプレイしたことがあるかた、内容がちがっても目隠ししてくださいm(..)m
では、続きからお読みください。
もしくは下へお下がりください。
まず初めに言っておきます。
わたくし、廻は「鬼畜眼鏡」をプレイしたことがありません。(持ってません)
ニコニコ動画でハマリ(特に御克)、小説まで書いてしまうハマりようです。
ぁ、でも御克の小説は読みました。
今回この小説を書いたのは、ニコ動で見た、鬼畜眼鏡OPフルに出てくる幼き日の克哉が気になり、あちこちのサイト様をめぐり、「え?克哉にそんな過去が?」的な衝撃を受け、また妄想したら止まらなくなり書いちゃいました。
なので、ゲームをプレイしたことがあるかた、内容がちがっても目隠ししてくださいm(..)m
では、続きからお読みください。
もしくは下へお下がりください。
「声涙、倶に下る」 ②
― 同日13時頃 ―
克哉は午前中の取引先の会社から帰ってきた。
「只今戻りました。」
克哉が執務室に戻ると、御堂がパソコンに向かい仕事をしていた。
あぁ、と克哉の方も見ず素っ気ない返事をする御堂。
いつもなら克哉は仕事場での御堂の態度を知ってか気にすることはなかったが、今日は違った。
返事の素っ気なさはいつものこと、だが克哉がMGNに移ってからは彼が以前キクチマーケティング8課として御堂の元に訪れていた時と違い、御堂は克哉が執務室に帰ってくると必ず克哉の方を見て返事をしていた。
それが今日はなかったことに克哉は少し不安になった。
また何か失敗して怒らせたのか、様々なことを考えながら御堂の様子を伺っていた。
「遅かったな。何処へ行っていた。」
克哉がどう話しかけようか思考をフル回転させていると、御堂から先に言葉を発した。
御堂の質問に対し、また機嫌が悪くなると困るので慌てた克哉はすぐに返答した。
「取引先です!」
急いで、内容も考えず答えたせいか、御堂に『そんなことはわかっている。』と一蹴されてしまった。
「取引先を出たのは午前中だろう?良い取引が出来たと相手から電話もかかってきた。」
御堂が話し続けるのを克哉はただ聞いていた。
「取引が終わったら報告しにこいと言っただろう」
「すみません。取引先を出た時間が休憩時間と被っていたので、お昼をすませてきました。」
「……そうか。」
態度は不機嫌にしろ、口調はあくまでいつも通りの御堂。
御堂の機嫌が先程以上に悪くならなかったことに克哉はホッとした。
気を緩めたのか、次に発した言葉が御堂をより不機嫌にさせるとは克哉も思っていなかった。
「そういえばさっき本多に聞きましたけど、今回の御堂さんの企画商品もヒット間違いなしって言ってましたよ。」
克哉は笑顔で話す。
「…本多?」
御堂のいぶかしげの声にも気付かず克哉は話し続ける。
「取引先の帰りに丁度会って、昼食を一緒にしたんですよ。その時に…」
克哉が全て言い終わる前に御堂の言葉が遮った。
「本多といたのか?」
先程より声を張り上げる御堂に克哉はびっくりした。
「は……い?」
克哉は思わず返事をした。
御堂は溜め息をつくと、苛立ちと軽蔑の目で克哉を見る。
「君は私の事を理解していないらしいな。」
「……え?」
「私のこともわからないんだ、そんな君は誰の事も理解できまい」
御堂は席から立ち出掛ける支度をする。
「私はこれから大切な商談がある。その後直帰する。君は先にかえりなさい。」
御堂は支度をしながら克哉の方を見ずに言う。
そして、もぅ克哉と言葉を交わすことなく御堂は部屋からでた。
御堂が出ていったドアが閉まっても、克哉は立ち尽くしていた。
「また……だ。またあの時と同じだ。」
克哉は誰もいない執務室で言う。
「ハハ…アハハ」
克哉は口だけで笑う。口だけで笑う克哉の表情は笑う顔とは程遠い悲しい顔で、その目には何も写していない。
「ハハ…また涙も出ないや。こんなに悲しいのに……苦しいのに…」
克哉は頭痛ともいえる目眩に襲われた。
このまま気を失って、全てが嘘だったらと思いながら目を瞑った。
―今度は〈俺〉が守ってやるよ―
克哉の頭に声が響いた。
「声涙、倶に下る」③へ
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