ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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初、御克小説です。
まず初めに言っておきます。
わたくし、廻は「鬼畜眼鏡」をプレイしたことがありません。(持ってません)
ニコニコ動画でハマリ(特に御克)、小説まで書いてしまうハマりようです。
ぁ、でも御克の小説は読みました。
今回この小説を書いたのは、ニコ動で見た、鬼畜眼鏡OPフルに出てくる幼き日の克哉が気になり、あちこちのサイト様をめぐり、「え?克哉にそんな過去が?」的な衝撃を受け、また妄想したら止まらなくなり書いちゃいました。
なので、ゲームをプレイしたことがあるかた、内容がちがっても目隠ししてくださいm(..)m
では、続きからお読みください。
もしくは下へお下がりください。
まず初めに言っておきます。
わたくし、廻は「鬼畜眼鏡」をプレイしたことがありません。(持ってません)
ニコニコ動画でハマリ(特に御克)、小説まで書いてしまうハマりようです。
ぁ、でも御克の小説は読みました。
今回この小説を書いたのは、ニコ動で見た、鬼畜眼鏡OPフルに出てくる幼き日の克哉が気になり、あちこちのサイト様をめぐり、「え?克哉にそんな過去が?」的な衝撃を受け、また妄想したら止まらなくなり書いちゃいました。
なので、ゲームをプレイしたことがあるかた、内容がちがっても目隠ししてくださいm(..)m
では、続きからお読みください。
もしくは下へお下がりください。
声涙、倶に下る ①
「ん……」
悪夢を見ていた克哉は夜中といっていいのは朝方といっていいのか、わからない時間に目を覚ました。
(まだ外は暗いな。何時頃なんだろ?)
克哉は窓の外を見て思う。
自分が寝ていたベッドの方を見れば、まだ御堂は寝ている。
(御堂さんの寝顔久々に見たな。)
克哉はクスリと笑うと、まだ起きない御堂の額にかかった髪を手で払うかのように額から頬へとなぞった。
御堂に触れるのをやめた克哉は、また窓の外を見る。
(さっきの夢……)
克哉の表情は暗くなっていき、今にも泣き出しそうだった。
涙を堪え、喉が渇いていることに気が付いた克哉はベッドから降り、キッチンに向かおうとした。
その時、不意に腕を捕まれて再びベッドに腰をおろす形になった克哉は、腕を捕まれている方を見ると、まだ目が覚めきっていない御堂がこちらを見ていた。
「克哉…起きていたのか。」
眠そうな声で喋る御堂。
「あっ。すみません!起こしてしまって!!」
「いや、大丈夫だ。それより克哉何処かへ行くのか?」
「喉が渇いたので水を飲みに行こうと思って。」
そうか、とキッチンへ向かう克哉を見送ろうとしていた御堂。
だが不意に克哉に重なって、見えた幼いときの克哉であろう影に御堂は思わず克哉の腕を再び捕まえた。
「御堂…さん?」
「……」
驚く克哉に御堂は何も言わない。
「御堂さん、すぐ戻ってきますから。」
微笑んだ克哉の顔を見てホッといたのか御堂は克哉の腕を離し、またベッドに仰向けになった。
キッチンに行った克哉は冷蔵庫に入っているミネラルウォーターを取り、そのまま飲んだ。
水を飲み終えた克哉の目から、大粒の、沢山の涙が目も潤わすのかのように止めどなく流れてくる。
「あれ?どうして…」
克哉は溢れ出す涙に驚く。それと同時に感情も溢れ出してきて克哉は声でも泣き始めた。
「う…ぅん、ひっく…」
(ダメだ。声を出したら御堂さんに気付かれてしまう。)
克哉は暫くの間、声を殺して泣くことに努めた。
泣き止んだものの、克哉の目は赤く、少し腫れている。
(こんなんじゃぁ、御堂さんの所へ戻れない。)
そう思うと克哉は風呂場へ行った。
「御堂さんにはすぐ戻るていったけど、これじゃぁ無理…だよな。お風呂入って少しでも目の腫れをわからないようにしなきゃ。」
お風呂から出た克哉。空は先ほどの暗闇とは違い光が射していた。
(あっもう朝だ。御堂さんはあのままもう一度寝たのかな?)
少しホッとしたように息をつく。
「さて、朝食でも作るかな。」
オムレツにウィンナー、パンを焼き、サラダを皿に盛る。最後にコーヒーをカップに入れて、食事が覚めないうちに御堂を起こしに行こうとした。
「おはよう、克哉。いい匂いだな。」
匂いにつられたように寝室から現れる御堂。
「おはようございます、御堂さん。」
克哉は笑顔でいう。
「克哉…」
「なんですか御堂さん?」
御堂の呼び掛けにキョトンとする克哉。
「目が腫れているようだが……泣いてたのか?」
御堂の発言に少し驚いたが、バレないように平然と克哉は笑いを交えて言った。
「あっこれですか。玉葱を刻んでたら涙が止まらなくて。」
「……そうか。」
納得したのかしないのか、という返事をした御堂。
「はい!」
つかさず克哉は笑顔で言った。
そして、まだ出勤まで時間がある2人は、ゆっくりと朝食を楽しんだ。
克哉もさっきまでの涙のでるほどの哀しみを忘れていた。この幸せな時間がずっと続けばいいと、克哉は思った。
すぐにそんな想いを打ち砕かれることを知らずに。
「声涙、倶に下る ②」 へ。
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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