ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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「愛し君へ」~おまけ~
宮城が車にぶつかりそうなのを見た瞬間に、忘れていた宮城のことを全て思い出した。
走馬灯のように、俺の心を宮城が全て覆いつくした。
せっかくまた、宮城を思い出せたのに
せっかくまた宮城に会えたのに
失いたくなくて、叫んでた。
事故にはなんなかったものの目を覚まさない宮城。
心配で心配で、傍を離れることなんて出来なくて名前を呼ぶことしか出来なくて。
だけど宮城が目を冷ましたとき、心配だったのに悪態しかつけない。
宮城、俺のことばかり心配してんなよ。
でも、宮城らしいや。
宮城がいる安心感とまた会えたことで、俺は安心して笑える。
記憶を失ってた間のことは覚えてるけど、宮城には教えてやらない。
一度俺を離そうとしたことは見なかったことにしてやるよ。
俺は、心が広いからな。
失うのも失われるのも恐いとわかった。
だから俺は絶対にあんたを失いたくないって、離れたくないって思ったんだ。
愛し君へ。
今度は絶対に俺を離すな。
おまけEND
「補足説明という名のいいわけ」へ
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「愛し君へ」全8話+おまけを読んでいただきありがとうございました。
テロ初長編でどうなることやら思いましたが、なんとか完結することができました!!
忍が記憶を失ったらどうなるんだろうと思って、始まった小説でした。
なのでいろいろ無理矢理なところはありましたが、目を瞑っていただければ・・・(°д°)”
忍ちんがほぼ記憶を失ってる状態が長いので忍ちんらしさがあまりないですが
今回は宮城を中心に話しをすすめてた感があるので。。。
それにしても忍ちんは日記というものをつけるのでしょうか??
そこが今回一番のナゾです(´д`)笑
まっ!!こんな感じで(どんな?)
廻の長編小説は暗く切なくいきます!!笑
反動で短編はギャグ風味になることは多いです。笑
まだ、不明な点もあると思いますが、どんどん言ってください。
では、「愛し君へ」及び「補足説明という名の言い訳」を読んでくださってありがとうございました!!
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
ソイツは突然やってきた。
小さな小さなテロリスト。
『小さなテロリスト』
まだ冬半ばの寒い1月。
突然、見知らぬ少年に声をかけられた。
「へ?今なんて?」
聞き間違いだろうか。
今、少年は変なことを口走った気がする。
「だから、あんたが好きなんだ。」
そう、『好き』と言ったんだ。
ん?また言ったぞ。
俺の聞き間違いじゃないのか?
「え〜と、君。何を言ってるかわからんが、大人をからかうのはやめてくれ。」
あ〜、頭が痛い。
急になんなんだ。
この子どう見ても、中学生だろ。
まさか、友達の間でゲームとかやってその罰ゲームとか?
男の、しかもオッサンに告白するとかいう。
あー、きっとそうだ!
そうにちがいない!
そんな遊びに付き合ってられるか!!
呆れてその場を離れようとしたら、服を引っ張られキッと睨まれた。
なんで俺が睨まれにゃならんのか。
しかも睨みながら告白してくるし。
まぁ、逃げるが勝ちって言うし。
俺はそのまま変な少年から逃げた。
後ろでは叫び声が聞こえた気がするけど、聞こえないふり聞こえないふり。
「茨城くん、ちょっといいかね。」
「あ、理事長どうかされたんですか?」
廊下を歩いていると後ろから理事長に声をかけられた。
「急にすまんね。」
「いえ。」
「実は君に頼みたいことがあってね。」
「私にですか?」
言いにくそうに理事長は口を開く。
「私のせがれなんだが……」
「息子さんが?」
「あいつこないだ急に留学先から帰ってきて、こっちの高校に進学するからこの中学に入りたいとか言い出してね。」
「理事長の息子さん、留学してたんですね。聡明そうな息子さんなんでしょうね。」
「いや、まぁ……。それでなんだが、君たしか2年生を受け持っていたよな。」
「そうですが。」
「悪いんだが、君のクラスに入れようと思ってな。」
「私の?いいですが今からですといろいろ大丈夫ですか?」
「あいつは人付き合いとか良くないから、是非とも君に頼みたいんだ。」
「はぁ。」
簡単に承諾してしまったが、よかったのかと今更ながらに不安に思う。
まぁ、人のいい理事長の息子さんのことだからそんなに悪い子じゃないだろうし。
それに留学してたっていうし、賢い子なんだろう。
理事長の息子が待っている部屋に急いで向かう。
前の授業が押していて遅くなってしまった。
ガラガラッ
部屋の扉を開くと、中には一人の少年が窓の外を見ていた。
「えっと、君が中槻忍くんか?」
「はい。」
そう言って振り向いた少年に目が奪われた。
「お前……」
「あんた……」
振り向いた少年はあの時のやつで。
これが、小さなテロリスト 中槻忍との出会いだった。
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愛テロ「小さなテロリスト」を読んでいただきありがとうございました。
始めの方なので、純テロに近い感じで進んできます。
勝手に作った愛テロなので話中「ん?」て部分もあると思います。
ご理解いただける方はお付き合い頂けると嬉しいです。
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