ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
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鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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小説第3弾!!
(1作目を完結させてないという。。。藁)
御堂・克哉のシリアス(予定)の話になります。
克哉がいなくなり、御堂はある一人の青年と出会う。
そして、2人の関係は・・・
その青年とは・・・
オリジナルの女性がちょこっとでてきます。
長編になる予定です。
では、続きもしくは下に下がって読んでください。
「待たせたな。」
「いえ、俺待つの好きですから」
何度このやりとりをしたか。
御堂さんとこうして、何度も会うようになっていた。
あの時の喫茶店であうのが殆んどで、なにをするわけもなくただ会話を楽しんでいた。
その時も、やはり克哉さんの話は出てくる。御堂さんからではなく俺から聞くことが多い。
そんな克哉さんの話をする御堂さんに俺は自分でも気付かないうちに惹かれていたのかもしれない。
なんて、嬉しそうに話すんだろう。
なんて、優しく話すんだろう。
なんて、優しく笑うんだろう。
克哉さんの話をする御堂さんが好きだった。
自分も人を大切に想えるだろうか、自分も人から大切に想われるだろうか。
御堂さんの話は楽しい、けど切なさに包まれることもある。
それを見兼ねた御堂さんが、俺に聞いてきた。
「智、どうした?」
「え?」
「時々だが、暗そうな顔をするが……やはり、克哉の話はつまらないか?」
俺の顔を伺いながら、御堂さんの表情にも影がおちる。
「ち、ちがいます!!」
俺は、本当のことだったからすぐ答えようとしたら声を張り上げていた。
御堂さんもそれに驚いていた。驚いていたから俺があの声の余韻で小さく「ただ…」といったのは聞こえていないと思っていた。
「ただ…なんだ?」
「え?」
「今、ただ…と言っただろ。」
聞こえていたんだ。
でも、聞かれても御堂さんに話すことでも……ない、よな。
俺が言葉につまり、困ったようにしていると、さらに御堂さんがいった。
「君はいつもそうだ。思っていることや、言いたいことがあるなら言ってくれ。私ばかり話を聞いてもらっている。たまには君の思っていることを聞かせてもらえないか。」
―私では、聞くことしかできないだろうが―
けど、御堂さんのその言葉が嬉しかった。
涙が出るほど嬉しかった。
「そ、そんなに言いたくないなら話さなくて、か、かまわないが」
突然俺が泣きだして困った御堂さんは、先程の落ち着いた感じは消えていた。それにも嬉しさを覚えて俺の涙は止まらない。
「いえ、なんか嬉しいだけです。」
俺は涙を流しながら笑顔を作った。
「俺に彼女がいるのは知ってますよね。最近、本当に彼女のことを愛しているのか、いえ好きでいるのかさえわからないんです。」
御堂さんは俺の話を真剣に聞いてくれる。
「何年も付き合っていたらし……付き合っているんですが、1年……ほど前から、わからなくなって…」
俺の話の内容に思うことがあるのか御堂さんは時折眉をしかめるが、その理由を聞かず黙ってい聞いてくれる。
「御堂さんの話を聞いていると、克哉さんへの想いとか羨ましく思うんです。俺が彼女にそうできたらって思うか、俺が克哉さんのように愛されていたらなって思うんです。」
「御堂さん、俺は…」
「……」
俺は、何てことを言ってしまったんだろう。
御堂さんには克哉さんがいるのに……
止めようとするほどの激しい感情ではなく、ただ言葉に出てしまった。
言ってしまった言葉に後悔もしたが、一時は幸せだった。
あとの苦しさが訪れるのもしらなかった。
でも、心の隅ではわかっていたのかもしれない、けどあの人の代わりでもいい――
俺は……
「俺は、御堂さんに愛されたかったな。」
「破れ鍋に綴じ蓋」⑤へ
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鍋蓋④いかがでしたでしょうか?
これもけっこう長く続いてしまっていますね。
読んでくれている方、ありがとうございます(><)
この話を書いていても、次の話は何にしよ~と雑念がおおく・・・(笑
こんどは克哉が切なくなるの書きたい!!
だって連載2本とも御堂さん中心に切ないから・・・笑
さて、今回は智の想い的な話になっています。
智の御堂に対する気持ちの変化?が書けていたらと・・・
鍋蓋④でこの小説の主体のヒント?らしきものが出てきた・・・と思います。
わかる方はわかっていただけるかと(^^)
鍋蓋⑤で少しでもエチィ話が書けるといいんですけど、
そういったのは読む専門だったんで、書けるかどうか・・・
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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