千思万考 「一番上は」 忍者ブログ
ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。 取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。 鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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純情テロリスト

なかなか部屋に来てくれない宮城にとうとう我慢ならなくなった忍ちんの話です。



続きもしくは、下に下がってお読みください。












  
















『一番上は』






鍵を渡してから宮城はいっこうに俺の部屋へこようとしない。

宮城が来ないから、俺が宮城の部屋に訪ねるわけだけど、それも我慢の限界!!

今度こそ、ぜってーに宮城から来るまで会ってやるもんか!!







そう決めてから何日たっただろう。

俺からは会わないって決めたんだし、メールも電話もしていない。

宮城のほうから来れば、返事してやってもいいかな、って思ってたけど連絡すらよこさねーし!!


あ"ー腹が立つ!!


宮城は俺のこと心配じゃないのか!?

まさか、俺がいないのをいいことにあの助教授と!!??


ちくしょう宮城め!!

もう、決めたことなんて無視してメールしてやろうと思った。

だけど、携帯を打つ手に力がこもり過ぎて手から携帯が落ちてしまった。


ポチャンッ


携帯が、洗面所に落ちた。

しかも最悪のことにその洗面所は水を溜めていた。


すぐ、水から取り上げて乾かしても携帯はなんの反応も示さない。

「あ〜あ。」

これは決めたことを破った罰だろうか。

宮城も来てくれねぇし、連絡すらよこさねぇ。

なんか虚しくなってきた。

今はもう、何もする気がおきなくて眠ることにした。

翌日、携帯ショップに行って直してもらおうと思ったけどやっぱり直らなかった。

買い替えるなら、どうせだから気に入ったのにしようと選んだら、それは在庫がなく入荷待ち。

まぁ、どうせ連絡の入らない携帯だし今すぐに欲しいとも思わない。
だから、入荷を待つことにした。






宮城と会わなくなって3週間が過ぎようとしていた。
携帯が壊れてから、急にゼミが忙しくなりここ1週間帰りが遅くなったりで忙しい毎日が続いていた。


忙しいのも今日で終わり、それに昨日携帯ショップから連絡がきて携帯も入荷したというし。


ゼミの打ち上げの飲み会も電車がなくなる前にお開きになり、もう寒くなってきたこの季節を小走りに抜けていく。

さっき、飲み会の前に携帯を受け取りにいってきてゼミのやつの番号を登録した。
いちいち一人づつに説明して聞く面倒がはぶけてよかった。



携帯のアドレス張の一番上は空のまま。


ここに登録したいのは決まってる。


いつ会えるかわからないし空けておこう。

部屋の前につくと、鍵を出すために立ち止まる。

鍵を探して鞄を除き込んでいたら、急に扉が開き中に引き込まれた。


「え?」


扉が閉じると同時に、壁に押さえつけられた。
急に壁に押してけられ頭を打った俺は、少し目をつむっていた。


「痛っ〜〜〜」


「忍」


声に反応し、見上げるとそこには宮城がいて怒りを含んだ目で見下ろされていた。


「……宮城?」


「忍、今までどこに行ってた。」


「え、どこってゼミの飲み会だけど……」


「遅くなるなら連絡しろと、あれほど言っただろう!!」



え、ちょっと、待って。
何で宮城怒ってんの?!
ってかなんで俺が怒られなくちゃいけないの?
今まで連絡もせずに俺をほっといたのはどこのどいつだ!!


「連絡って、宮城忙しくて俺に構ってらんないんだろ!!」


「そうだ、俺は忙しいんだ!!だけど最近お前、部屋に来ないし連絡も寄越さない。こっちから連絡すれば無視と来た。」


今、宮城は聞き逃せないことを言ったぞ。


「え、連絡って宮城俺に連絡くれたの?」


「あぁ!!ここ一週間毎日メールに電話をしたよ。連絡はないし、最近お前帰宅するの俺より遅いだろ。」


「だって、俺この一週間はゼミで忙しくて、それに携帯壊れてたし。」


「はぁ?携帯壊れてただと?」


宮城の声が一気に気が抜けるのがわかった。


「やっと今日、携帯が入荷したんだ。」


「なんだよ、携帯壊れてただけかよ。俺はてっきり…!」


宮城は途中までいうとマズったというように口元を押さえた。


「“てっきり”なんだよ?」


俺は続きを濁されないように、宮城に問い詰めた。


「え?俺、そんなこと言ったかな〜?」


「言った!!答えろよ、宮城!!」


俺の問い詰めに観念したのか宮城は渋々口を開いた。


「あー、えっと、その…なんだ。忍に愛想つかされたのかなって……」


「はぁ?!」



宮城は気まずそうにボソボソと言った。

ずっと俺をほっといたから、愛想をつかされていなくなったとか、他に好きなやつができたんじゃないかと。

宮城の言葉に俺は震えた。

それはもちろん怒りからで。


「宮城!!てめぇ、俺をなんだと思ってる!!」


「忍が怒るから、言いたくなかったんだ!!」


「だったら、んなこと考えるな!!!俺にはオッサ……んぅ……」


文句を言っていたら急に口を塞がれた。

宮城の舌も入ってきて、深く口づけをされる。


「…ん…ふぁ……みゃ……ぎ…」


唇を離し、宮城を見ると優しい顔で俺のことを見ていた。


「やっと忍に会えた。」


「宮城!!」



俺は会えなかったぶん宮城を求めた。

宮城も寂しいと思ってくれていたのか、たくさん俺に愛をくれた。





――翌朝――


「そうだ宮城、俺の新しい番号登録しとけよ。」

「“しとけよ”って命令口調かよ……はいはい、わかってますよ〜と。忍ちんはしっかりと俺の登録したんだろうな?」

「したよ!!一番う………」

「忍ち〜ん?一番…なんだよ?」

「宮城のは一番上に登録してある……///」

(可愛いやつめ///)




おわり



*********************************
純テロ「一番上は」いかがでしただしょうか?
テロ初短編かな?
宮城がいつまでたっても部屋に来てくれないので忍ちんはプッチンと切れたと。
しかもさり気なしに宮城が忍ちんの部屋に来てるし(°д°)
そこふれるの忘れてました!!笑




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     (拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)


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女性
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マンガ・映画鑑賞
自己紹介:
「廻」と書いて「めぐる」と読みます。
801系に手を手を出し始めたのは、2年くらい前です。
純情ロンマンチカの純テロ溺愛中ww
でもやっぱり、男女カップルもの大好きですww
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