ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
取り扱っている作品は、鬼畜眼鏡(主に御克)・銀魂(主に沖神)・鋼錬(主にロイアイ)・純情ロマンチカ(テロ)・ダーリンは芸能人です。
鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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小説第3弾!!
御堂・克哉のシリアス(予定)の話になります。
克哉がいなくなり、御堂はある一人の青年と出会う。
そして、2人の関係は・・・
その青年とは・・・
オリジナルの女性がちょこっとでてきます。
長編になる予定です。
では、続きもしくは下に下がって読んでください。
鍋蓋⑤はR-18になります。お気をつけ下さい。
御堂・克哉のシリアス(予定)の話になります。
克哉がいなくなり、御堂はある一人の青年と出会う。
そして、2人の関係は・・・
その青年とは・・・
オリジナルの女性がちょこっとでてきます。
長編になる予定です。
では、続きもしくは下に下がって読んでください。
鍋蓋⑤はR-18になります。お気をつけ下さい。
――俺は御堂さんに愛されたかったな――
あの後、俺が言ったことに御堂さんは驚いていた。
けど、すぐに柔らかく笑い頭を撫でながら「ありがとう」と言ってくれた。
あれから数日がたったが、智と御堂は会っていなかった。
いくら御堂があぁ言ってくれたとはいえ、智から連絡するのは気が引けた。
もしかしたら、迷惑だったのかもしれない。
自分とは会いたくないのかもしれない。
そんな風に負の考えにここ数日悩んでいた。
連絡しようか、どうか悩みながら智が携帯を見ていると急に電話がかかってきた。
ディスプレイに映し出された名前は、待ち望んでいた御堂のものだった。
すぐに電話にでる。
「も、もしもし」
「智か?」
「はい」
御堂の声は、電話だからなのか目の前にいないからなのか酷く冷たく聞こえた。
その声に智は怯む。
「今日は空いているか?」
「あっはい!」
御堂の誘いに嬉しくなり、つい先程より明るい声になる。
「では、夜7時頃に○×ホテルの801号室に来てくれ。」
「…はい」
それでも、御堂の喋り方はどこか事務的で智は不安に掻き立てられた。
電話を切った後すこし悩んだ。
迷惑と言われるかもしれない、別れを告げられるかもしれない……
でも、自分達が別に付き合っているわけではないと思うと、智は自嘲ぎみに笑った。
そうだ、別に付き合っているわけではない。別れを告げられたって、関係ない。
関係……ない?
その単語に悲しくなり、涙が出てきた。
本当は関係を持ちたかった。しっかりとした繋がりを持ちたかった。
自分がこんなにも御堂を想っていたなんて、思いもしなかった。
―夜7時○×ホテル前―
時間ちょうどに御堂に指定された部屋の前にいる。
ドア一枚向こうに御堂がいるドキドキ感、もしかしたら今日別れ告げられるかもしれない焦燥感。
その2つが合わさってなかなかチャイムを押せない。
扉の前で躊躇っていると、中から開いた。
「あ…御堂さん…」
「来たか…入れ。」
「…はい」
電話での冷たさは、間違いではなく目の前の御堂はいつもより口数も少なく、どこか怒っているようにも見える。
入れと促されたが、その部屋に入るのが怖かった。でもそんな訳にもいかず、一度きつく目を閉じ一呼吸おいて入った。
部屋に入ると、御堂は黙ったまま後ろを向いている。
何も話そうとしない御堂に智はどうしようと思い、なんとか話しかけようとその結果近づくことになった。
御堂は振り向き、何も言わず智を見つめる。
そんな御堂に気圧されるようにしていると、急に目の前が揺れた。
びっくりした智は目をつむり、あけるとそこには先程まで同じ目線にいた御堂が上から見下ろしている。
御堂の後ろには天井が見えた。
智はベッド押し倒されたのだ。
何も、言わずただ御堂は智を見つめる。
「御堂…さん?」
智の声でスイッチが入ったかのように、急に御堂は動く。
智は抵抗することもままならず、御堂のネクタイで両腕を頭の上の方で縛られた。
流石に御堂の異様な行動に焦ったのか、智は抵抗をしようとする。
が、御堂の力は強く片手で捕らえられてるにも関わらず智の両腕はまったく動かなかった。そんなことをしているうちに御堂は智のシャツのボタンを器用に手慣れたようにはずしていく。
ボタンを全部外され智の白い肌が露にされる。
「ちょっ……御堂さん?……あっ……」
肌の上を御堂の長い指がなぞっていく。
すこしの間、悪戯するように動いていた指は離れ、智は安心したのも束の間で、今度は先程より強い刺激が智を襲った。
「あっぁ………や……ん……やめ……」
智の躰にピンクに色ずく尖りを口に含んだ。
舌の全体、先で嘗められ智のそれは硬さを帯始める。それを待ってたかのように、今度は軽く噛まれる。
「はっ……ぁ…ダ…メぇ……みど……さ…」
智の抵抗など聞こえてないのかのようにその行為は続けられる。
「あ……ぁ……ん、も…ぅ、やめ……て…み、どぅさん……おね…が…ぃ」
いくら懇願してもやめてもらえない。
すると、下の方で違和感がした。先程まで、智の躰を悪戯していた手が智の股間をまさぐっていた。
「ひっ…御堂さん…お願いやめ……あぁ!!」
ズボンの上から触っていただけの手は、ズボンの中下着の中へと侵入してきて、少し硬さを帯びた智のものを取り出した。
「あっあ……やん………あ!」
智のそれは上下に擦られ、刺激を与える。
上は御堂の口で、下は御堂の手で執拗なまでに弄られ、智はおかしくなりそうだった。
御堂はあれから一度も智を見ることはなく、何も言わない。
御堂さんがどんな顔をしているかわからない…
御堂さんが今どんな事を考えているのかがわからない…
どうしてこんな事をされているのかがわからない…
それよりも…御堂さんが俺を見てくれないことが悲しい…
智の目には沢山の涙があふれ出す。
「う…ん、ひ……く…ぁ…」
艶かしい声の間にそれとは違う声があることに気付くと御堂は咄嗟に顔を上げ、智を見た。
そこには、涙を流しているその顔で目を固くつむり下唇を噛み、苦痛に耐えている智がいた。
それを見た御堂は、動きが止まりただ愕然とした。
動きが止まったのに気付いた智は恐る恐る目をあけると、そこには御堂の顔があった。
自分の事を見てほしかった御堂の顔があった。けどその顔は暗く悔しそうな顔をしていた。
すると、御堂は顔を背け同じ言葉を何度も…何度も…繰り返し、その言葉しか知らないのかのようにいい続ける。
「すまない…智…私はなんてことを、すまない…すまない…」
行為はやめてほしかった。
けど、それ以上に御堂のそんな顔は見たくなかった。智を縛り続けていたネクタイを取ると、御堂は少し離れてベッドの上に腰をおろした。
まだ御堂は謝り続ける。申し訳なさと、自分の行為に失望したのか、また智の方を見なかった。
智は御堂に見てほしかった。
謝ってほしくない…
そんな顔をしてほしくない…
俺の方をみてください…
智は気付くと、御堂を抱き締めていた。
そんな智の行動に驚いた御堂は掠れた声で名前を呼ぶ。
それに答えるかのように智はさらに強く抱き締める。
「御堂さん…あやまらないで…俺の方をみて……俺は……御堂さんのことが…好きだから。」
(克哉さんの代わりでもいい)
智の告白を聞き驚いた御堂は、智の顔をみる。
そこには、先程と違い優しく微笑む彼がいた。
そんな彼を見て御堂は、自らも抱き締める。
「御堂さん…抱いてください…」
智は幸せだった。
こんどはしっかり自分を見てくれる御堂がいる。
優しく名前を呼んでくれる御堂がいる。
今だけは幸せに溺れてもいいだろうか。
「破れ鍋に綴じ蓋」⑥へ
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鍋蓋⑤、いかがでしたでしょうか。
今までにないくらいハイスピードで書きました。笑
初のエチィ場面///
続きもあったのですが、自分では書けない!!と断念。。。
まぁここまで書ければ・・・いいよね(´д`)
さて今回で一応、智と御堂さんは結ばれました(?)
なのに鍋蓋⑥からも暗く切なくいきます!
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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