ここは廻の個人ホームページ(ブログ)です。
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鬼畜眼鏡・テロ中心に活動しています。
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純情テロリスト「マフラー」
続きもしくは下に下がってお読みください。
「さっむ!!」
寒風が吹くこの季節。
段々と寒くなってきて街行く人もコートにマフラーと完全防備なやつが多い。
俺もその一人だ。。
『マフラー』
こんな時に限って車は故障中で大学まで電車でいくことを強いられる。
よく、みんなこんな寒い中電車に乗って歩いていくよな。
オジサンには無理です。
そんなことを思いながら降りる駅につく。
電車の中が暖かかったせいか、より外を歩きたくなくなる。
「うー、さみ。まだ家まで10分は歩くぞ〜。」
こんな日はとっとと家に帰って風呂入って寝てしまいたい。
寒い中たらたら歩いて帰るのも嫌で、家まで走って帰ろうと思って走り出したら、少し前に歩く人物に目がとまる。
「忍っ」
呼び掛けると気付いて振り向いた。
「宮城」
先を歩いていたのは忍なのに、俺のもとまで走ってくる。
「宮城、今帰り?めずらしたいな、電車なんて。」
「車が故障しちまってな〜」
「ふ〜ん」
話ながら隣を歩いて、家までの道を行く。
今日は何があったとか、次の休みは何するとか、恋人のような家族のような会話をしていた。
「っくしゅ」
寒空の中、静かな住宅街に忍の小さなくしゃみが聞こえた。
家まで、あと数分だがまだまだ寒さが続く。
「忍、マフラーは?」
「う゛〜、忘れた。」
鼻をすすりながら真っ赤にして答える。
「ほら、寒いから俺のをしろよ。」
そう言って差し出すと、忍は首を横にふる。
「いい。宮城だって寒いだろ。」
「俺は大丈夫だ。ほれ、風邪ひいたら困るから」
そう言ってもまだ忍は受け取ろうとせず、寧ろ足を早め始めた。
「お、おい!忍!」
走る忍を捕まえるとマフラーをぐるぐる巻きにしてやった。
それでも忍はマフラーを外してしまう。
「いらないからっ」
「おまっ……ったく……じゃぁ、これならどうだ?」
忍を引き寄せ2人をくっつかせるようにマフラーを巻く。
マフラーが長かったため2人でするには丁度良かった。
「な、ななな宮城っ!」
俺の行動にびっくりした忍は顔を真っ赤にしていた。
「はは、忍鼻も顔も真っ赤だな。」
「なっ、〜〜っ宮城///」
「ほれ、寒いから行くぞっ」
忍の手を俺のコートのポケットに一緒に入れるとまた歩き出す。
最初は寒くて、帰るのが億劫だったこの道も今は楽しい。
寧ろ、もっと長くてもいいと思ってる。
たまには歩いて帰るのもいいな。
愛しいやつが隣にいて、一緒の方へと帰る。
いつかは、同じ部屋に「ただいま」と言いたいな。
END
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「マフラー」を呼んでいただきありがとうございました!!
毎日寒くて、マフラーが恋しい季節。
同じマフラーをするラブラブな2人が書きたくて(´ω`)ゞ
小説祭終了あと2日!!あと2小説です!!
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(拍手設置が上手くできなくてこんなになりました。。。笑)
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