「日向ぼっこ」

純情テロリスト「日向ぼっこ」


「明日は、」に続いてるようで続いていない話。
ほのぼのです。





つづきもしくは下に下がってお読みください。

それはよく晴れた日曜日の昼下がり

部屋には暖かい陽が射し込んでいた。



『日向ぼっこ』



いったい今何時だ？！

俺は今なにしてた？！

起きたばかりの頭をフル回転させる。

「えっと〜？昨日はたしか、仕事が終りそうにないから持ち帰ることにして。んで家について仕事を始めて、ちょっと眠いなぁなんて思って寝室に仮眠をとりにいって〜、で、今か。…………って、あ"ーー今何時だ？！仕事仕事っ………て今日は日曜日じゃねぇか。」

やっぱ寝惚けた頭で考えるんじゃなかった。
余計に焦った。

ん？日曜日？

今日はなにかあったような……

「やばっ」

今日は忍と過ごす約束してたんだった。

「ってもう１２時過ぎてんじゃねぇかよっ」

ヤバい、またあいつの機嫌を損ねてしまう。
というかもう無理な気がするけど……

急いで合鍵を手にすると寝室をでて隣の部屋に急いだ。

「………」

だけど、部屋のすみに動くものが見えて俺の足は止まった。

部屋のすみというか、陽射しが射し込んでいる窓の近くに、小さくくるまった忍がいた。

「おいおい、いつの間に来たんだよ。」

そこにいる忍に近づくと近くで腰を下ろす。

顔を覗けば眠っていて。
気持ちよさそうに寝息をたてている。

そんな忍を愛しく見ながら、髪の毛を指に絡ませながら撫でてやるとくすぐったいのか少し動いた。

「みやぎぃ…」

突然名前を呼ばれ、起きたかと思えばそれは寝言で。
忍は俺の名前を呼んだときに微かに笑った。

「おまっ、それは反則…」

起きていても俺を振り回すのに、寝ていても俺を振り回すのかこいつは。


可愛いな、と改めて思ってしまう。

可愛いくて、抱き締めたくて、キスをしたくなる。

あ〜俺、まだ寝ぼけてんのかな？
心なしか眠くなってきた気がする。

忍も気持ちよさそうに寝てるし

一緒に日向ぼっこをして昼寝をする、そんな日もいいよな。



そんなよく晴れた日曜日の昼下がり




ＥＮＤ


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「日向ぼっこ」を読んでいただきありがとうございました！！
「明日は、」とつながっているようでつながってない話です。
ほのぼの宮城を書きたくて(´ω｀)




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