「明日は、」

純情テロリスト「明日は、」






続き、もしくは下に下がってお読みください。　　

今日は、明日は、明後日はと


宮城に会えるのを待ってたけど一向に会える気配がない！！


宮城がなかなか俺の部屋に来てくれないのは悔しいけど、会えないのはもっと嫌だから俺から会いに行く。


毎晩部屋に訪れてもまだ仕事から帰宅していなく部屋は暗いまま。


日付が変わるまで待ったこともあるけど、帰ってきやしない。


こうなったら会えるまで毎晩押し掛けてやるっ！！




俺は意気込んで宮城宅を訪れた。


もちろん手には合鍵もある。


いつものことだ、いるわけがないと思っていた。



だけど鍵をさすと、鍵はあいていて、中に人がいることを思わせる。


宮城のやろう帰ってきてんのかよっ！


だったら俺に会いに来てくれてもいいじゃねぇか！！



「おいバカ宮城っ」



言葉と共に扉をバンッと開ける。


部屋には呼び掛けた主がいて、それに対しての返事がない。


変に思った俺は、ソファーに座る宮城を覗いてみた。


そこには本を片手に寝ている宮城がいた。


寝てんなよっ！って怒鳴り起こそうとしたけど、疲れた表情の寝顔を見て言うのをやめた。


宮城の回りには仕事に使うであろう本や資料が山積みになっていた。


こんなに資料とか持ってかえってくる仕事はいつも大学で済ませてくるのに、今日は家に帰ってきたんだ。


宮城が言ったわけじゃないけど、もしかしたら俺のためかな、なんて思ってしまう。



宮城も少しでも俺に会いたいとか思ってくれてるのかな？



それなら嬉しいな。







寝ていた宮城には毛布をかけてやり、俺は静かに宮城の部屋を後にする。



今日は、また俺が我慢してやる。



だから明日は、



明日は会えるよな。





ＥＮＤ



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「明日は、」を読んでいただきありがとうございました！！
短いですね（笑
漫画でずっと玄関で待ってる忍ちんは可愛いですよねｗｗ



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